研修会名: | 第21回松山CDE研修会 |
地 区: | 中予 |
開 催 日: | 平成24年10月5日(金) |
場 所: | 松山コミュニティーセンター3F 大会議室 |
参加者内訳: | 医師 3名・薬剤師 7名・看護師 28名・栄養士 2名 臨床検査技師 7名・臨床発達心理士 11名・・・計 58名 |
記 入 者: | 髙瀬 裕子(松山赤十字病院 看護師) |
研修会の内容:
今回のメインテーマ 『自己管理のやる気を引き出す』
臨床発達心理士の田村ひろみ先生から“寄り添う”ということについてお話を伺いました。
「そう、大変ねえ」「あなたはこんな風に思ったのね」「行きたくないなら行かなくていいのよ」とひたすら“聞く”“うなずく”“繰り返す”ことで心を開いてくれる。実際に、2人組みになって、相手の動きを真似る、相手の話に相槌を打つことをしてみました。
つづいて、近藤しおり先生・中村・高瀬で症例提供。働き盛り50歳の男性のやる気をいかにして起こさせるか!臨床発達心理士のお仲間11名も、グループのメンバーとして一緒にディスカッションしていただきました。
研修会を終えて(感想):
「叱る」「諭す」としたグループはありませんでした。さすがです。「家族を巻き込んで、患者さんができることから前進できるよう支援する」ための具体的な方法をグループで出していただけました。
でも、毎日の業務の中での皆さん自身はどうしょうか?心の中では、「怒っちゃいけない」とわかっているけれど、思わず「ダメですよ!」「ちゃんと言っておいたでしょ!」などと言ってしまう。違いますか?患者さんの話をじっと聞くということはなんと根気や我慢のいることでしょうか。一息おいて患者さんの想いを知る心のゆとりを持って患者さんに接する方法を考えてみませんか。
私(髙瀬)にとって“相手の動きを真似る”“相槌を打つ”ことは、記憶の中で3回目。3回目にしてやっと、その意味を理解し始めることができたように思います。臨床発達心理士さんのご講演に機会があればまた参加してみてください。いろんな方法で相手の想いを知る方法を教えていただけます。
最後になりましたが、田村先生はじめご協力いただきました臨床発達心理士の皆さん、遅くまでありがとうございました。