レポート
第29回 今治糖尿病セミナ- 報告
[愛媛チーム医療研修会] 2015年10月13日
第29回 今治糖尿病セミナ- 報告 平成27年9月26日
研修会名 |
第29回今治糖尿病セミナー |
地区 |
今治 |
開催日 |
平成27年8月28日(金) 18時50分~21時 |
場所 |
今治国際ホテル 2階 真珠 |
記入者 |
重松 裕子 |
参加人数 |
参加者数54名
医師(2名)薬剤師(9名)看護師(28名)栄養士(7名)
臨床検査技師(7名)理学療法士(1名)保健師(1名)
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研修会内容 |
テーマ選定の理由:糖尿病神経障害が3大合併症のひとつであることは広く知られている。しかし、検査・診断・治療が遅れ重症化すると、糖尿病コントロールを悪化させるだけでなくQOLの低下につながり深刻である。平成27年2月に開催した第28回(基礎編)では、糖尿病内科の山口朋孝医師から、『糖尿病神経障害ってどんな病気?~病態から診断・治療まで~』のご講演を賜り、臨床検査技師の大西弥生先生から神経伝導検査の基礎を学び、ワークショップで、神経障害症例の介入方法について今後取り組んでいきたいことを話し合った。今回(応用編)では、全職種で関われるフットケアの介入法を考え療養指導に役立てていきたいと思い企画した。
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研修会の 振り返り
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全体目的:①フットケアの介入方法が理解できる。
②各職種で具体的な介入方法を見つけることができる。
全体目的:①フットケアの介入方法が理解できる。
②各職種で具体的な介入方法を見つけることができる。
講演1では、『神経障害の足病変について』 愛媛県立今治病院糖尿病内科 原泰彦医師より、神経障害の基礎、足病変のハイリスク因子を含め、糖尿病足病変の基礎知識についての講義をしていただきました。
講演2では、『糖尿病患者へのフットケア~チームでいつまでも歩ける足を守る!!~ 』のテーマで、済生会今治病院糖尿病看護認定看護師重松裕子より、フットケアの基礎とアセスメントについて、チームで介入する必要性についての講義を実施いたしました。
後半の症例検討&ディスカッションは、グループに分かれ、講演内容をもとに『明日から実践!フットケア!!』と題し、グループワークを実施しました。はじめに【フットケアに関する現状】について意見交換を行いました。アンケート結果からも、多職種、他施設の意見が聞けて良かった。とあるように、それぞれの職種、施設での取り組みを聞く機会となり有意義な時間を過ごす事が出来ました。また、前半の講義を振り返りながら、症例検討を行い、【各職種での具体的な介入方法】【糖尿病チーム、施設内、職種連携における今後の課題】について意見交換を行いました。ディスカッション終了後には原先生からのコメントを頂きました。
アンケート結果より、(回収率77.8%)講義1は93%、講義2は96%が理解できたと答えており、目標①は達成できたと考えます。『明日から実践!フットケア!!』のテーマで実施した症例検討&グループディスカッションは、88%が役に立つと回答があり、目標②も達成できたと考えます。
アンケートの自由記載に、「フットケアは以前から大事だと思っている。」「より、重要性を感じた。チーム医療の大事さ、患者様の話をじっくり聞く」という意見が聞かれました。原先生の講義の中にも、足壊疽に至った患者は教育を受けていなかった患者さんが多かったとありました。私達医療者が知識を持ち、患者さんに関心を持ち、チームで患者さんの足を守る事が出来るよう取り組むために今回の研修を生かしていただければと思います。
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