研修会を終えて(感想):
従来のイメージであれば、危険意識の薄い脂肪肝という疾患への認識でしたが、今回の講演で放置すればNASHや肝硬変へ進行することを認識し、肝疾患に対しても糖尿病療養指導士の働きが重要であることを再認識できました。
糖尿病と同様に自覚症状に乏しい疾患であり、脂肪肝と診断されても危機感を持つ患者さんは少数だと思われます。食事療法と共に運動療法の効果も期待されており、具体的な目標として5%の体重減量が効果的であることがわかりました。是非、明日からの療養指導に役立てていければと思います。
第39回 松山CDEオープンカンファレンスについてのアンケート結果
アンケート回収43枚
Q1 あなたの職種は?
看護師 4人
栄養管理士 10人
薬剤師 15人
臨床検査技師 11人
理学療法士 2人
その他 1人
Q2 糖尿病療養指導士(CDE)の資格の有無
日本CDE 13人
愛媛CDE 20人
なし 18人
Q3 今回研修会に参加するのは何回目?
初めて 6人
2~5回 16人
6~10回 10人
11~15回 1人
16~20回 3人
20回以上 5人
Q4 レクチャー「 フィブロスキャンについて 」について
<感想・意見>
・新しい画像(エコー)検査の情報がわかった。
・患者さんから検査したと聞くことがあったが、イメージ出来なかったので今回の勉強会で理解出来たためすごく勉強になった。
・検査の内容も名前も知らなかったので、興味がもてた。
Q5 特別講演「 糖尿病診療に隠れた肝硬変 」について
<感想・意見>
・とても分かりやすくDMと肝硬変についてお話いただいて理解が深まった。
機会があればまた三宅先生のご講演を伺いたい。
・エコーを撮る技師ですが、今後PLT糖尿病の既往なども参考にして検査したいと思った。
・体重減少、stageⅡまでの発見の重要性を理解できた。
・肝硬変についての疾患、治療についてはあらためて知る事が出来るが今ひとつ看護と結びつける為のポイントが分からなかった。
・NASH、NAFLDについての理解を深めることができた。
Q6 ディスカッションについて
<感想・意見>
・経験が浅いために、十分なディスカッションが出来なかった。しかし他の病院、他職種の意見を聞けてよい経験となった。
・ディスカッションになったら帰った人が何人もいた。
・松山市内のメンバーだけなので普段から情報交換が出来ているので新しい情報がなかった。