レポート

第52回 八幡浜・大洲糖尿病チーム医療研究会 レポート

[南予 / 地区便り] 2025年07月31日

研修会名 第52回 八幡浜・大洲糖尿病チーム医療研究会
地区 南予
開催日 2025年7月10日(木)
場所 大洲市福祉センター4F多目的ホール
参加者 医師7名 薬剤師7名 看護師36名 管理栄養士8名 臨床検査技師3名 理学療法士2名 保健師4名 薬学部実習生1名 (計68名)
記入者 河野 由紀
研修会の内容
テーマ 『災害時の糖尿病診療』
総合司会 市立大洲病院 看護部 大野 智香
開会挨拶 市立大洲病院 事業管理者 谷口 嘉康 先生
Ⅰ:<講演> 座長:市立大洲病院 看護部 土居 泰典
「災害のフェーズに合わせたリハビリテーション支援
~能登半島地震におけるJRAT活動~」
  演者:市立大洲病院 リハビリテーション室 茶家 康吉
「災害時の栄養・食生活支援活動」
  演者:市立大洲病院 栄養管理室 毛利 菜月
「災害医療における薬剤師の役割」
  演者:市立大洲病院 薬剤室 河野 由紀
「被災地医療を経験して」
  演者:市立大洲病院 内科部長 有光 英治

Ⅱ:<グル-プデイスカッション> 「災害時の糖尿病診療について考える」~はじめての災害看護~
〇リハビリテーション室・薬剤室・栄養管理室からの小クイズ
〇栄養管理室・看護部から症例提示してグループディスカッション

閉会挨拶 市立八幡浜病院 内科部長 酒井 武則 先生
 まず、理学療法士からJRATに参加した際の被災地での支援活動報告、管理栄養士から今後起こる災害を想定した食糧備蓄量や備蓄方法の紹介、薬剤師からインスリン依存状態証明カードを利用した患者対応や、患者さんや調剤薬局の予備インスリンの実態、医師からJMATを経験してわかった被災地での問題点や派遣先地域の医療ニーズの把握と評価を迅速かつ適切に行うことの重要性についての発表を行いました。

 グループディスカッションでは5~6人を1グループとし、非常食の試食をしながら、災害に関連した各科からのクイズについて考えました。また、実際に被災地で経験した症例について、具体的な支援方法について多職種で意見を出し合い検討を行いました。

 会場内には非常用リュックの中身を例示するブースを設け、実際に背負ってみてもらい、その重量を体験してもらいました。

 様々な職種から多くの方にご参加いただき、共に考えることで災害時の医療に関する学びを深め、糖尿病療養支援における地域連携・多職種連携の重要性を再認識することができたのではないかと思います。




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