研修会名: 第17回松山CDE研修会
地 区: 中予
開 催 日: 平成23年6月17日
場 所: 松山市総合コミュニティセンター3F 大会議室
参加者内訳: 医師3名・薬剤師12名・看護師45名・栄養士8名・検査技師10名
理学療法士1名 合計 79名
記 入 者: 別所眼科 若江美千子
研修会の内容:
テーマ:『療養指導に生かす検査値の見方・読み方~連携手帳をフル活用~』
司会進行 愛媛大学医学部附属病院 看護師 日野 千秋
別所眼科 看護師 若江美千子
アドバイザー 心臓病センター榊原病院 糖尿病内科 清水 一紀先生
19:00 レクチャー
「検査値から患者さんの病状を把握してみよう
~連携手帳の検査項目から~」
県立中央病院 臨床検査技師 小林知子先生
19:30 ディスカッション
1)各職種で連携手帳を書いてみよう
2)連携手帳について標語にしてみよう
20:30 E・いよかんマップタイム(掲載施設の案内)
20:40 まとめ、お知らせ
研修会を終えて(感想):
レクチャーで、連携手帳に記載されている検査項目についてわかりやすい説明がありました。糖尿病連携手帳は、かかりつけ医では毎月の診察及び検査を含め、きめ細やかな状態把握を行い、病院では数か月~1年毎に合併症の評価や栄養指導、療養指導を行うことを想定し作成されていること、眼科医や歯科医との連携のため合併症検査の欄に眼底検査や歯周病検査の記入欄もあること、毎月の検査結果を記入する欄に加え、合併症検査の結果記入欄が同じ見開きにあり、これは定期的な合併症の検査を忘れないためだけでなく、良好な血糖管理が合併症抑制につながることを患者に意識してもらいたいという意図があることなどを学びました。
ディスカッションでは、提示された症例患者さんの連携手帳を書いてみる作業を行いました。その作業を行いながら、感じたことや疑問点をグループごとに発表しました。理想体重は標準体重を書くのか?食事量は守ってもらいたい量を書くのか?どこまでコメディカルが書くのか?などの質問があり、近藤先生にアドバイスをいただきました。また、記入データが多い、高齢者には見にくいのではないかなどの意見もありました。
また、標語を作ってもらい、優秀な標語を表彰しました。優秀標語は、下記のとおりです。
『 連携は 未来につなぐ パスポート 』
最後に清水先生から「この連携手帳をみると一人の患者さんをいろいろな人が支えていることがわかる。この連携手帳でみんながつながっていく」というコメントがあり、連携手帳を有効に活用していかなくてはならないと思いました。
☆ 松山CDE研修会 第17回の優秀標語のポスター
[PDFファイル]