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研修会を終えて
きさいや南予CDEが発足し2年目を迎えています。今研修会も第3回となり、参加者は10施設50名でした。
今回は、わが国が抱えている地域医療の問題や高齢化社会における糖尿病患者の療養指導について、南予も
例外なく問題は深刻化しており、研修のテーマとしました。
教育講演をして頂きました酒井先生のから、八幡浜病院における地域医療連携の活動状況報告がありました。
高齢糖尿病患者の症例を交えたお話や、病院全体で組織的に動き、少ない人数で療養指導を有効的に行って
いる事を知り、感銘を受けました。南予地域における糖尿病療養指導のモデルとなる活動ではないでしょうか。
よってきさいやCDEでは、ECDE受験に際しての心構えや勉強の仕方、受験参考図書について体験談を交えて
解りやすい解説がありました。
グループワークでは、認知症のある高齢糖尿病患者について退院指導をテーマに行いました。
高齢糖尿病患者の場合、疾患のみの指導に留まらず、社会福祉制度の活用や、退院後の受け入れ家族の状況
など、考慮しなくてはならない点が多く、解決策が導き辛かったことを反省点に挙げ、活動報告と致します。