開 催 日:平成20年5月30日
場 所:愛媛県医師会館2F
参加者内訳:医師3名・薬剤師25名・看護師48名・栄養士8名・臨床検査技師13名
保健師1名 ・・・計98名
記 入 者:髙瀬 裕子(松山赤十字病院 看護師)
研修会の内容:
メインテーマは『食事療法─上手な食べ方─』 患者さんにとっても医療スタッフにとっても永遠のテーマ“間食”“食事制限”を取り上げてみました。
「あらっ どうなってるの この食品???」と、とても意味深な表題で、松山赤十字病院 管理栄養士 中村英子先生に巷にまことしやかに流通するカロリー“0”食品や健康野菜ジュースなどの真実をクローズアップしていただきました。
その後は、お決まりのグループディスカッション!
症例1 お菓子を山のように積み上げていたら・・・
症例2 合併症を発症していない高齢者にも食事制限は必要でしょうか?
症例3 こんな“うつ”への対応
①必死・几帳面・ひたすらな患者 ②やる気のなくなっている患者
研修会を終えて(感想):
「やったぁ~!お疲れ様でしたぁ~!」研修会終了の第一声。済生会松山病院 天野先生・松山赤十字病院 中村先生とわたくし高瀬3人で、今回の研修会を企画。「どうすれば、意見交換をスムーズに進めることが出来るか?」は、「症例をどうすれば分かりやすく示せるか?」にかかっていると判断。そこで、「ビデオで症例を示そう」と意見が一致。私たち3人と松山赤十字病院のマドンナ近藤医師の4人は、ホームビデオ片手に撮影を開始。その甲斐あって、愛媛大学 中村慶子先生の腹をよじらんばかりの大盛況。参加者全員を笑いの渦に巻き込み、その雰囲気のままディスカッションに突入。「こんな患者いるよねぇ」「隠さんもんねえ」・・・自分たちはどう接しているのか?同調しても良いのか?叱責してもいいのか?・・・真面目な顔の参加者ですが、何を隠そうこのディスカッションまでに柏餅をパクリ、鈴木さんのご尽力で準備された特注のおにぎりをパクリ・モグモグ。
* まず、低血糖はないかを確認する
* 治療の必要な“うつ”は心療内科に任せる
さっきまで大笑いしていたはずの県立中央病院 清水医師ガツーンと一喝(一気!一紀!)。とても適切な締をいつもありがとうございます。
「あのディスカッションが苦手なんよねぇ」「聞いてるだけが楽でいいのに・・・」と皆さん思っているはず・・・でもこの研修会は、糖尿病療養支援に携わる医療スタッフが日々胸に秘めている疑問や不安を少しでも解消することを目的に始まりました。日頃私たちがぶつかる問題に、ひとつとして同じ答えや決まった解決策は無いはずです。それは、一人として同じ患者さんがいないからではないでしょうか。いろんな意見を持ち寄るだけで十分なんです。いろんな意見を聞くだけで十分なんです。ですから、次回も、皆さん!いろんな意見を聞きに集まって下さい。いろんな意見をみんなに披露しに来てください。
次は、どんなデザートが準備されるでしょう???
最後になりましたが、中村先生の突然のお願いを快諾頂き、老人役の名演技を提供いただきましたクリーニング屋のおばちゃんに感謝!感謝!