第7回きさいや南予 CDE 研修会を平成 25 年 11 月 20 日(水)サブライムホールに於いて開催し、16 施設 58名の方々にご参加いただきました。
今回は、済生会西条病院 内科医長 金子由梨先生をお招きし、「糖尿病療養指導を楽しくするコーチング活用法」というテーマでご講演をいただきました。
コーチングとは、相手の中にある答えを引き出し、自発的な行動を促すコミュニケーション技術です。療養指導者がコーチング技術を習得することにより、患者の自ら問題を解決しようとする力、変化する力を引き出し、それを後押しすることで、無理強いすることなく患者の行動変容が得られるそうです。
今回の研修はロールプレイが中心で、参加者それぞれがコーチ役(指導者役)、クライアント役(患者役)になりきり、会話を進めていきました。
≪コーチングのポイント≫
①傾聴
聴くことに集中。相槌やうなずきなどで信頼関係や親密度を高めます。
②質問
オープンクエスチョン(「はい」「いいえ」では答えられない質問)で会話の幅が広がります。焦点を未来に向けた否定語句を含まない質問でやる気・行動力を引き出します。
③承認
相手に現れている違いや変化、成長や成果にいち早く気付き、それを言葉にして相手に伝えることで、次の行動への大きなモチベーションとなります。
コーチングスキルを習得し、患者のやる気・行動力・満足度が上がるよう日々の療養指導に活かしていきたいものです。
よってきさいや CDE のコーナーでは県立南宇和病院の坂本看護師からCDE の在り方、その魅力を伝えていただきました。