レポート

第27回 松山CDE研修会便り

[中予 / 地区便り] 2014年12月19日

研修会便り

研修会名:第27回松山CDEオープンカンファレンス
地  区:中予
開 催 日:平成26年10月31日(金)
場  所:松山コミュニティーセンター3F 大会議室
参加者内訳:医師 1名・薬剤師 6名・看護師 20名・栄養士 6名
     ・臨床検査技師 1名・他2名       ・・・計 36名
記 入 者:髙瀬 裕子(松山赤十字病院 看護師)

研修会の内容:
メインテーマ 『いま、なぜ 夢の糖 希少糖なのか 
                  ~生活習慣から糖質の果たす役割~』

 希少糖普及協会 代表理事会長の近藤浩二先生(香川大学名誉教授)をお招きしてご講演いただきました。また、松谷化学 希少糖開発グループリーダーの飯田 哲郎様も御同席頂きました。
 希少糖は名前の通り、天然に僅かしかない糖の一つです。香川大学 何森健教授の研究によって明らかとなった「六炭糖イズモリング」ですべての希少糖が生産可能なりました。
近藤先生や飯田さんたちのご努力によって商品化され、さらに開発研究中の「レアシュガー」(D-プシコース)には次のような機能性を持ちます。

 1.食後血糖およびインスリンの上昇抑制  2.抗肥満効果、動脈硬化抑制

このレアシュガーは、香川県が産官学の連携事業として高い信頼性のもと、今後食品だけ
ではなく、医薬品・化粧品・植物制御剤・農薬などへの利用範囲が広がるという、まさに夢の糖です。
 ご講演の後、「希少糖を頂いた患者から、どうしたらいいのか相談を受けた時、あなたならどう支援しますか?」についてディスカッションしました。

研修会を終えて(感想):
 果糖を異性化することでできる希少糖(D-プシコース)は爽やかな甘さで、砂糖の1.4倍の甘味があるにもかかわらず、血糖値を上昇させない甘味料として普及しつつあります。ここで間違ってはいけないのは、希少糖を含む甘味料は、ノンカロリーではないということ。
 栄養バランスのとれた制限カロリー内での食事が、食事療法の基本です。ただ、ストレスを溜めず良好な血糖コントロールを維持するためには、甘味も必要なのかもしれません。ほんの少しの甘さを察知した脳が「もう甘いものはいらないよ」と延びた手を止めてくれるかもしれません。
 私たちが支援している患者は十人十色。甘い物を手にすると止まらなくなる人、自ら買ってでも口にする人、頑張って絶対口にしない人。かくいう私も甘いものは大好き。患者さんだって同じです。そして脳は糖を欲しています。患者さんの性格や今までの経過を加味して、甘味料を勧めても大丈夫かどうかを判断する力を私たちは養う必要があるのではないでしょうか。

 


第27回 松山CDEオープンカンファレンスアンケート結果抜粋

(無断転載・引用はご遠慮ください)

回収率 75%(27名)

Q. あなたの職種は?
      ・看護師16名・管理栄養士4名・ 薬剤師4名
      ・臨床検査技師 1名・作業療法士2名

Q. 糖尿病療養指導士(CDE)の資格の有無
      日本CDE:5名・愛媛CDE:18名・なし:8名

Q. 講演「 いま、なぜ夢の糖 希少糖 なのか 」について
   よく理解できた:5-4-3-2-1:理解できなかった
   人数(8-7-9-0-2)
感想〔
・難しかった,
・まだ日常に使用するのは高い,
・自分自身も希少糖について十分な知識がなく参加することで正しい知識を得られた,
・食後の血糖抑制は知っていたが、脂質代謝抑制、抗酸化作用などあることを知った,
・希少糖の商品について理解できた,希少糖の効果を知れてよかった,プシコースの作用機序の理解に繋がった,知識が整理できた 

Q.ディスカッションについて
   満足できた:5-4-3-2-1:満足できなかった
   人数(7-12-4-0-1)
感想〔
・まず自分達でも使用してみることも考えたい, 
・指導の時、方法等分かりやすかった,
・希少糖についていろいろ話し合いができた, 
・賛成、反対両方の意見が聞けて良かった,
・昨年関西から転居してきて、現在臨床現場で勤められていないので医療関係者の方と話しが出来たことが個人的にはよかった,
・他の人工甘味料などの知識を知ることができた,
・初めての方と話しができた,

Q. これからの支援の手がかりを
   つかめた:5-4-3-2-1:つかめなかった
   人数(3-13-4-1-1)
感想〔
・多職種からみる糖尿病患者さんの情報が聞けて参考にしようと思った
・まだまだ高価な物なので、金銭的に余裕がある方からすすめていきたい
・自分自身が知っていないと聞かれた時の支援にはならないので、新しい話題などは、理解していないといけないと思う 
・患者さんから質問された際、答える知識を得られた
・この話題はまだ耳にしていない           

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