市立宇和島病院
看護師 上崎禎子
平成24年8月2日木曜日「第4回きさいや南予CDE研修会」が開催されました。今回のテーマは、第3回のテーマ「高齢化社会における糖尿病療養指導」に引き続き「高齢者糖尿病支援を考えるPart2」ということで18:30~21:00サブライムホールで開催され、17施設79名の参加者がありました。
アドバイザーとして市立宇和島病院糖尿病・内分泌内科科長 宮内省三医師を招き、各職種看護師、薬剤師、臨床検査技師、管理栄養士、理学療法士がそれぞれ高齢者とどのように関わったか、また関わっていく中で行き詰った事、またその中でどのような支援が必要かなどそれぞれの立場から発表しアドバイスをいただきました。他職種が日頃どのように関わっているか興味深く聞く事ができ、各職種での関わり方を学ぶ事が出来ました。
また宮内医師から「高齢者の糖尿病支援の在り方」について、ご講演いただきました。南予地方でも年々高齢者が増加している事、また今後も増え続けていく中で家族の協力はもちろん、社会福祉制度の活用、それぞれ皆さんが協力し助け合う必要がある事を再認識しました。フロアからも活発な意見があり、中でも訪問看護師から退院後に訪問看護を活用し連携していきたいと心強いご意見も頂きました。
そして恒例である「よってきさいやCDE」ではCDEJ・ECDEの受験方法、更新方法について今後更に多くの仲間が増えていく事を願いながらわかりやすい説明がありました。
今回どこの地域でも抱えている高齢者の支援の在り方、地域が抱えている問題の深刻さや大きさをみんなで再確認し、今後一層地域に貢献できるようチーム一体となり頑張っていこうと気持ちを新たにした研修会となりました。