「病態に合わせた糖尿病薬物治療を考える」というテーマのもと、インクレチン関連薬やSGLT2 阻害薬の作用機序、薬物療法により血糖コントロールが大幅に改善した症例などをお話しいただきました。また、グルカゴンなど最近の糖尿病治療についても分かりやすく説明していただき、病態に合わせた糖尿病薬物治療法の重要性を再認識しました。
パネルディスカッションでは、「在宅における糖尿病療養指導の現状」をテーマに各施設からの実践報告をしていただきました。
実践報告① 「1型糖尿病の困難な患者さんに関わって」
宇和島市社会福祉協議会 介護事業部 中尾 辰代
実践報告② 「安心の暮らしを支える糖尿病指導」
JCHO 宇和島病院 副看護師長 上村 頼子
実践報告③ 「退院調整看護師の役割
~受け持ち看護師が主体で取り組む退院支援~」
県立南宇和病院 地域連携室 看護師 野本 祐子
各立場、職種から在宅における糖尿病療養指導の現状や取り組みを聴くことができました。
フロア-からも活発なディスカッションもあり、在宅での支援について理解を深めることができました。
高齢者が多い南予地区では、より一層の他職種での連携が必要であると痛感しました。
今回参加人数 89 名で、職種も看護師、管理栄養士、ケアマネージャー、臨床検査技師、歯科衛生士、薬剤師、理学療養士、ヘルパー、栄養士と幅広い職種の参加がありました。
今回 10 回目の節目を迎えましたが、今後もニーズにあった研修会を企画、実行していこうと考えております。