お知らせ

2019 年 4 月から保険適応となったフリースタイルリブレという間欠スキャン式持続血糖測定器（isCGM）は、2022年 4 月からはインスリン注射を行っているすべての患者に適応拡大された。上腕背側に 500 円玉大のセンサーをワンタッチで装着、1 分ごとに測定・記録された血糖データを適宜リーダーまたはスマートフォンで読み取り、その時の血糖値と過去 8 時間のトレンドが視認出来る。さらに、14 日間のデータが平均血糖値、血糖の変動（％CV）、適正血糖値を維持出来ている時間割合および新しい血糖変動の解析法である ambulatory glucose profile（AGP）等を加えた AGP レポートとして血糖コントロール状態を評価できる。上記指標が将来的には HbA1c に代わる指標となる可能性もある。この機器がより身近なものとして使える環境となってきた今、より良好な血糖コントロール以外に患者とのコミュニケーションツールとしての役割等も含めて、各施設にはより広い視点で自験例を報告していただく。全く初めての方にも、わかり易く興味を持っていただけると考える。